ローヤルゼリーはどうやって作られる?養蜂所での作り方。

ローヤルゼリーはミツバチの女王バチのために作られる特別食で、健康食品として多くの人に親しまれています。ローヤルゼリーはミツバチが作っている物質ですが、どうやって作られるか知らない人は多いのではないでしょうか?ローヤルゼリーが作られる方法にはある条件があり、養蜂所では様々な工夫を凝らしてローヤルゼリーが採取されています。ここではローヤルゼリーがどうやって作られるのか、養蜂所で採取する方法とあわせてご紹介します。

女王蜂の存在

ミツバチは群れで『コロニー』という生命共同体をなしています。ひとつのコロニーには、活動期の夏季には6万匹以上、冬季でも最低1万5千~2万5千匹が生息しています。このコロニーを維持するためには、繁殖能力を有する女王蜂1匹と、繁殖能力のないメスの働き蜂、繁殖活動のためだけに働きバチにエサを貰っていきるオスバチや幼虫が住んでいます。女王蜂は遺伝子的には働き蜂と全く同じですが、『王台』と呼ばれる特別な部屋に卵を産み付けられます。ローヤルゼリーは王台に注がれ、女王蜂の幼虫はローヤルゼリーを食べ続けることで女王蜂に分化していきます。女王蜂になる幼虫のためだけに作られるのが、ローヤルゼリーなのです。

ローヤルゼリーの作られ方

ローヤルゼリーを作るのは生後10日前後の若い働きバチで、食べた花粉や花蜜を体内で分解・合成します。そして下咽頭腺と呼ばれる部分から乳白色のクリーム状の物質を吐き出します。これがローヤルゼリーです。

人工王台を使ってローヤルゼリーを採取する方法

女王蜂は事故や寿命などによって不在になることがあります。すると女王蜂を失った巣の働き蜂たちは、新たな女王蜂を育てていきます。養蜂所ではこの習性を利用して、定期的に巣から女王蜂を不在にすることで、ローヤルゼリーを繰り返し採取しています。

自然界においてローヤルゼリーは、ミツバチの巣の中に作られる『王台』という特別な部屋に産み付けられた幼虫にだけ与えられます。養蜂所でローヤルゼリーを製品化するにあたっては、『人工王台』というものを使って、1つの巣箱から多くのローヤルゼリーを採取する方法がとられています。

手順としては、まずふ化後間もない体長1ミリほどの幼虫を、慎重にすばやく人工王台に移し入れます。次に若い働きバチがたくさんいる元気な蜂群の巣箱に、人工王台の巣枠を取り付けます。移虫から72時間以内に人工王台を取り出して、ひとつひとつ手作業で幼虫を取り出し、蓄えられたローヤルゼリーを採取します。ローヤルゼリーを採取した後は、製品の特性に応じた工程に進み、私たちの手元に届けられています。

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